髙橋海人氏がソロデビューの活動名を『KAITO』とし、ハッシュタグ『#KAITO』を汚染したことでボカロのオタクに怒られている件。
関係なくはないクラスタにいるのでずーっと見ちゃうんですよね……。
炎上ごとに首突っ込みたくないけどさすがにこれは……と思うので、直接は突っ込まないけど自分の整理のためにも書き殴っておく。
私はSTARTOのオタク(非キンプリ担)で00年代のボカロ厨(ボカロ原理主義なので歌い手が台頭してきた2010年くらいからフェードアウトしたけど、今も日常的に聴く程度)
パッと見で思ったことは「まあカイトなんてめちゃくちゃよくいる名前だしなあ(事務所にも4人いるし)」と「検索性最悪だから本名フルネームで活動すればいいのに」だった。しかし燃えているのが、ハッシュタグの『#KAITO』が検索汚染になっているという件についてということで調べたらちょっと意見が変わった。
そもそも『#KAITO』というシンプルすぎるハッシュタグで検索が成り立ってたの?と疑問に思ったが、成り立っていたらしい。理由は単純でKAITOがSNS界で誰よりも先に『#KAITO』を使っていたから。何せボカロのKAITOは発売20周年で、まだインターネットにアングラ味があり、芸能人がSNSなんかやっていなかった頃から現役だった。これ以降『KAITO』という活動名を使う人は文字を足したりして『#KAITO』を避けていたか、被ったとしてもSTARTOのオタクのようにスパムが如くタグを連投してトレンド入りさせるような文化のない界隈だったから大して問題にはならなかった。
ネットで活動する者にとってタグ被りはご法度である。先に使用されているタグに被せると検索性が悪くなるし、何より誰かが既に使っているタグを後から自分のものにしようとするのは普通に失礼である。だから活動名やタグが被らないように先に検索しておくのが基本だ。というかまともな企業なら普通検索してから正式決定するのでは?素人ですらこうなのに……
そうして『配慮』で成り立っていた場所に踏み込んできたのが髙橋海人氏である。
初音ミク公式からの発信の通り、ハッシュタグが重複することはあるし、占有する権利は誰にもない。だから髙橋海人氏は何かのルールを犯したわけではなく、ただ本名をローマ字にしてハッシュタグにしただけなのである。
しかし、髙橋海人氏のインライにて、ボカロのKAITOを認知していたことを自ら話してしまった。認知した上で、多数問い合わせがあるであろうにも関わらず『#KAITO』を使い続けている状態である。
これの悪質なのは、少なくとも日本ではKAITOより髙橋海人氏の方が知名度が高いであろうこと。髙橋海人氏がこれ以降どんな対応をしようとも『#KAITO』は髙橋海人氏に向けた投稿で埋まるだろうし、現時点で対応がない以上今後の対応にも期待できない。『#KAITO』には既に多数の投稿(もちろんボカロKAITOの)があるから、タグを使い続ければインプレッションを横取りできる。……さすがにそこまで悪意じゃないとは思いたいけどね……。
なんでこんなに怒られているかといえば、繰り返しになってしまうがこれが何のルール違反でもないからだ。ルール違反ではないのに、20年培った文化を踏みにじられ、オタクキモーい!で終わってしまう。今までたくさんの人が暗黙の了解で続けてきた部分を土足で踏み荒らす行為だから怒られている。
ボカロ好きとしてやるせないし、STARTOのオタクとしては普通に疑問である。
何故検索性が悪くて曰く付きのタグを頑なに使い続けるのか。検索なら『#髙橋海人』や新曲用のタグで行うだろうし、余計な情報が混ざる『#KAITO』を使い続けるメリットがない。
炎上していることをどこかで知ったのか、インライでKAITOの名前を出してしまったのもまずかった。知らずにやってしまった線を自ら潰したせいで大炎上と呼べる騒動と化してしまった。
ただ、髙橋海人氏がそこまで悪意でやったのではないんじゃないかなあと思える点もある。
まず『KAITO』という活動名だが、下の名前ローマ字オンリーは近年海外進出を狙うアイドルのトレンドなのである。ME:Iから突然下の名前ローマ字オンリーで活動し始めたラポネが分かりやすい。なんなら同事務所のTravisJapanもあだ名ローマ字で活動している。だからわざわざボカロKAITOに被せたという訳ではない。多分。
こういう事情なのでアイドル同士で活動名が被ることはそんなに問題視されていない。まさかボカロと被って何か問題が起きるとは想像していなかったのだろう。それを詰めが甘いというのはもちろんそうなんだけど。
また𝕏においてレーベルやテレビ番組からのポストに含まれる出演者タグは自動生成なので、ハッシュタグだけを変えることは困難であり、ハッシュタグを変えるのであればほぼ改名を伴う状態なのではないか、という指摘を目にした。レーベルやテレビ番組公式は故意に嫌がらせでタグを使い続けている訳ではない、というのは留意すべきだろう。『M!LK』がタグ成立のために記号を除外しているあたり、絶対に対応できない訳ではなさそうではある
またハッシュタグの扱いに関してはこれまでかなり曖昧にされてきたというか、後発の配慮という善意で成り立っていた部分があるので、たったこれだけのことで崩壊する可能性は今までずっとあったということだ。KAITOの場合はネット人口がここまで増える前からなのでシンプルなタグなのは当然だし、後発が配慮しろよというのはもちろんそうだが、後から被せやすいシンプルなハッシュタグを使用している界隈は今からでも新タグの併記をするなどして対策すべきなのかもしれない。当たり屋に当たられてからでは遅い。
最後に個人的な感想。好感すら持っていたアイドルを、顔も見たくないレベルになるのは辛いものがありますね。嫌いというか、呆れや失望に近いです。思慮が足りなすぎる。トップアイドルだと思っていたのに、他人の大事なもの踏み荒らして平然とだんまりを決め込む人間性の人だったんだなという印象になりました。
……完全に偏見だけど、それを良しとするファン層じゃないと思うんですよ。他人の活動場所を踏みにじって愉悦できる層に支持されるタイプのキャラではない気がする。ボカロオタクに暴言吐いてる自称ジャニオタの多くはインプ稼ぎの大手垢だし。誰も得してないなあ、と思います。
それから、一貫してSTARTO社のアカウントは『#KAITO』を使用せず、使用した投稿をリポストしていないのが興味深いです。騒動前の投稿にも他のタレントには名前ローマ字のハッシュタグをつけていたのに『#KAITO』は避けているのが確認されている。STARTO社から今回の件で声明を出すことはなく、今回の件でSTARTO社に問い合わせた人が「うちは関係ないですよ」的な回答を得たという投稿も目にしました。個人的に「これがエージェント契約かあ〜!」と妙に納得してしまいました。現在STARTO社がキンプリに行っているのは仕事の斡旋のみで、リスクヘッジや炎上対応は自分たちでやる必要がある。……なんというか、大手事務所の功罪の『功』の部分を力強く感じてしまいましたね。事務所が色々あって以降もこの事務所のタレントを支持している人たちは、大手の安心感を買っている部分があると思うので、今回の炎上対応(対応せず放置)は心証悪そう。こんなボヤひとつ鎮火できないアイドルは安心して推せない。
あとはユニバーサルミュージックへの不信感が生まれたのがきつい。自担がレーベルメイトなので。今後曲名やアーティスト名で同じようなことをずっと繰り返し、いずれ自担が似たような状況に陥る可能性が否定できない。いや決定前に一度検索くらいはしてほしいけど……検索した上でこれなら救えないし……
とはいえ当たり前に誹謗中傷は最低の行為だし、『ネットのおもちゃ化』はやめようね!
それをやっていつの間にか両成敗みたいな空気になるのが一番嫌な展開なので。
10/16追記
タグ対応ありましたね!いくらなんでも遅いとか有料ブログでの報告のみってマジ?とかはまぁあるのですが、そもそもSNSのマナーの問題でしかないのでこのくらいでいいんじゃないかなと思います。大々的にリリース出すと、騒動を知らなかった人に事態が届いてまた面倒なことになるので……。
個人的に髙橋海人氏に対しては大倉忠義氏よりちょっと下くらいの好感度ですね(まだ言ってる)
10/23追記
声明出すのかよォ!
この対応速度、マジでバックオフィスが機能しておらず慌てて外部に相談したんじゃないか?などとと邪推してしまい、STARTOのオタクとしてはオイオイオイとなりますね……まあ一介の消費者が心配することじゃありませんけども。